おばあちゃん、反省の色なし

sobolog2005-05-31

夜9時過ぎに階下に下りて行くと、おばあちゃんがすごい勢いで、大鍋をゆすっていた。

「な、なにしてるの〜!」ハハが思わず大声を上げると、
「あ、これはね、フキの仕上げ。こうやって、お・ん・ぶ・るとおいしくなるんだよ。」と、けろりとした顔で言う。

あきれてかえって、二の句がつげなかった。

「こんな芸当してるから、手がよくならないんだよね・・・」
しおらしい事を言ってはいるが、明日には忘れるに違いない。

なにしろおばあちゃんは、花豆20キロ、タマネギ30キロという風に食材を備蓄する癖がある。畑買いとでもいうべきか・・・
そういえば、おじいちゃんが亡くなってから、おばあちゃんの料理の量はエスカレートしてきた気もする。そう考えると、あまりうるさい事は言わないほうがいいなと、ハハは思う。

食糧難の時代が来ても、うちの家族は生き延びられる気がする。